銚子の海と食を楽しんで、チョウシにのっちゃおう!
千葉県最東端、海に囲まれた銚子市にやって来ました! ご案内するのはベイエフエムDJの“島ちゃん”こと島村幸男さんです。
「銚子は魚介類の美食や灯台、銚子電鉄などの観光スポットで知られていますが、その中でも僕の“推しスポット”を教えちゃいますよ~」
島ちゃんが向かった最初のスポットは、やはり海です! 銚子マリーナの近くの海岸で、屛風ヶ浦を見ながらカヤックに挑戦しました。
ランチタイムは、普段は取材NGの知る人ぞ知るラーメン店で絶品中華そばを堪能。さらに食後は通なコーヒーファン御用達のカフェで、オリジナルブレンドを頂きました。
最後は醸造所できたての銚子ビールで乾杯。銚子の魅力満載の散歩となりました!
CHOSHI KAYAKS/銚子カヤック
この日は快晴、島ちゃんが最初に訪れたのは銚子マリーナ海水浴場です。まずはここでカヤック体験を行います!
「カヤックはプールでやったことあります。いやー今日は海も穏やかで、コンディション良いね!」
早速、やる気満々の島ちゃんです。インストラクターに銚子カヤック代表の田村憲章さんについていただきました。これで安心ですね~
「通常はビーチから先に見える屛風ヶ浦の方まで、大体1kmくらい先まで行って、少し休んで帰ってきます。コースとしては1時間半くらいですね」と田村さん。
今日はそこまで回れないですが、ちょっとだけ島ちゃんも漕ぎ出したところ、あっという間に数十メートル先まで進んでいきました。
「すごいスムーズで、進んでないように見えて進んでいました。安定していて気持ちいい~!」
カヤックは軽い素材ではありますが、それでも2人乗りで重さ30kgあるそうです。「ここは割と遠浅ですから、もし転覆などあっても足がつくことも。比較的安全に乗れる場所なんです」と田村さん。
カヤックはもちろん、パドルやライフジャケットなどの備品もレンタルできるので、気軽に参加できます。
「シャワーやトイレも1年中使えて、すごく便利。カヤックは家族や高齢者同士でも利用することもあるとのことで、初心者でも楽しめますね!」屛風ヶ浦の景色も満喫しながら、大満足の島ちゃんです。
金兵衛食堂
さてカヤックではしゃぎ、すっかりお腹が空いた島ちゃん、
ランチにやってきたのはラーメン店の「金兵衛食堂」です。港町にある住宅地の細い路地を抜けた先に、ひっそりとある名店です。
「当店は50年前の創業から出前優先でやってます。地元・銚子の皆様に食べていただくことが優先なので、基本的には取材を受けないことにしているのですが、『ぐるっと千葉』は定期購読しているので特別です(笑)」そう話すのは、店主の加瀬弘樹さん。
そして、ここの名物といえば「天ぷらラーメン」(750円)です。ありそうでなかったこのメニュー、早速島ちゃんも頂きました!
「麺はストレートで、スープは醤油系で飲みやすい。何よりこの天ぷらのでかさ! 食べ応えあります。天ぷらがベチャベチャするのではと思ったら、逆に味がしみ込んで衣だけでも美味しい」
麺やメンマなども自家製で、創業から基本の味は守り、少しずつ時代に合わせて工夫してきたそうです。
島ちゃん、食べ始めたらそのまま完食。
「普通は中華そばならコショウとか入れるんだけど、気が付いたら全部食べちゃいました。ラーメンと天ぷら、合うね~!」
andy’s COFFEE STAND
さて食後に島ちゃんが向かったのは、銚子では話題のコーヒーショップ「andy’s COFFEE STAND」です。
「実は中学校の時に、ベイエフエムの番組で島村さんと話す機会があったんです。そこから大ファンになりました」と話すのは、代表のAndyこと安藤賀一さん。
そんな“ラジオ共演”後も、島ちゃんの関係するイベントにコーヒーショップを出店したりと、何かと島ちゃんと安藤さんはご縁があったようです。「憧れの人と友人関係になれるなんて、今は夢のようです」と安藤さん。
店舗はトレーラーハウスを使ったスタイルで、コーヒー豆や関連グッズ、お菓子などが販売され、奥に注文カウンターが設けられています。その日のおすすめコーヒーもありますが、お客様に合ったブレンドもその場で作ってくれるそう。
「好みを聞いて作りますが、お任せというなら服装などお客様の様子を見て、オリジナルブレンドをご提供します」
島ちゃんがオーダーしたのは「THE CHOSHI BLEND」と「春茜ブレンド」(いずれもSサイズ500円、Lサイズ600円)。「THE CHOSHI BLEND」はシンプルで誰にも親しみやすい味わいで、「春茜ブレンド」は季節を感じる期間限定のコーヒーです。
「それぞれ特徴があって美味しい! Andyのコーヒーには愛を感じるね~。コーヒーにトニックウォーターを入れた炭酸コーヒーもあるので、今度はそれも飲んでみたい」と、島ちゃんもますますこちらのファンになったようです。
店内には銚子市内で出店しているパンやお菓子なども販売され、安藤さんはそれらに合わせたブレンドも作っています。店舗同士は「テイクアウト&イン銚子」という銚子市内の飲食店用アカウントで情報共有しており、若い世代を中心につながりが深まっているようですね!
銚子ビール新醸造所
犬吠にあった銚子ビールの新醸造所がオープンしたと聞きつけた島ちゃん、散歩の最後に立ち寄ってみました!
ご案内いただいたのは、代表の佐久間快枝さんです。
「こちらは私の実家を改築しました。20席の飲食スペースや販売コーナーも兼ね備えており、さらに新設備で規模拡大し、クラフトビールが従来の5倍以上つくれるようになりました」
さっそく施設内を見学させていただいた島ちゃん。
「大きなタンクが並んでビックリです。また缶充填機も整備され、これまでの瓶から缶になることで生産量が格段にアップしているし、さらにアルミによるリサイクルで環境にもいいね」
現在は主に6種類ほどを生産しているとのこと。
「国内外で受賞した『犬吠BlackIPA』『犬吠WhiteIPA』(いずれも660円/本)をはじめ、オープンを記念して新商品もつくりました。今後もアルコールの高いものなど、様々な商品づくりに挑戦していきたいです」と佐久間さん。
ビールは他のお酒と比べて自由度が高く、カジュアルなところが好きという佐久間さん。
「お酒自体はどれも好きなんですが、ビールは何を加えても作れてしまう高い柔軟性があります。そんな特性は事業としてもチャレンジしやすく、魅力的ですね」
「どの商品にも銚子愛を感じるし、ラベルにもメッセージが込められてる。こだわりを持ちながら挑戦する姿は素敵です」
お土産の銚子ビールを抱えた島ちゃん、今晩はクラフトビールで乾杯です!
取材を終えて・・・
銚子には親戚がいるので、夏祭りとかよく見に来ていました。仕事でも漁港のイベントで中継したり、何かと縁がある街です。観光資源もあり、水産加工などを中心に食のブランドも盛んで魅力も多いんだけど、一方で寂れていく声も聞かれましたね。でも歩いてみれば、実は若者たちが徐々に横のつながりを見せていて、新たなムーブメントはもうすぐ来そうな気配。人を魅了する資源は備えているから、その原風景は守りつつ、銚子らしさを生かして、地域を盛り上げていってほしい!
お散歩情報
- CHOSHI KAYAKS/
銚子カヤック
住所:銚子市潮見町15
TEL:080-7800-4823
営業時間:《通常》午前の部10:30~12:00、午後の部13:00~14:30/《夏シーズン(7月16日~8月31日)・ゴールデンウィーク》午前の部10:00~11:30、午後の部12:30~14:00
定休日:無休 - 金兵衛食堂
住所:銚子市外川町3-10939
TEL:0479-23-5385
営業時間:11:00~15:00 16:30~19:00頃
定休日:火曜日 - andy’s COFFEE STAND
住所:銚子市高田町1-588-4(CHIKAZUYA BASE)
TEL:090-6508-3741
営業時間:10:00~19:00
定休日:月~火曜日 - 銚子ビール新醸造所
住所:銚子市垣根町1-280-2
TEL:︎0479-21-3986
営業時間:11:00~17:00
定休日:月・火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
取材・文/喜多 雅明 撮影/海宝 智毅
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雑誌名:「月刊ぐるっと千葉」
発行部数:50,000部
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発行日:毎月21日 ※21日が日曜・祝日の場合は前日の発売となります
発売価格:定価550円(税込)
発行社:有限会社ちばマガジン
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