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BAYFM×ぐるっと千葉連動記事「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」NO.9.八街編

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地域ブランドの「八街産落花生」が全国的に有名な八街市!

このコーナーでは、ベイエフエムDJの“島ちゃん”こと島村幸男さんが、県内の見所スポットを紹介しています!
訪れたのは、地域ブランドの「八街産落花生」が全国的に有名な八街市です。
「落花生は誰もが知るところなので、今回はよりディープな八街を案内しちゃいますよ」と島ちゃん。
 まずは県内に増えてきたというワインぶどう園を見学。続いてプロ御用達の農園付き音楽スタジオを訪れ、ランチは昨年オープンながら、瞬く間に人気となったラーメン店へ!最後は自家茶園で栽培するお茶屋で、八街の希少在来種のお茶をまったりと…。“落花生だけじゃない”、本当の八街の魅力に迫る散歩になりました。

山本ぶどう園(Vent Vin Vineyardヴァンヴァンヴィンヤード)

最初に訪れたのは、県内でも有数のワインぶどう生産農園である「山本ぶどう園」へ。
160アール(2000㎡)の土地にマスカットベリーA、シャルドネ、甲州などの品種を育てています。
「ぶどう園へは取材で何度か来たことがあるけど、ここは千葉県産ワインでは指折りの農園だよね」と島ちゃん。
案内してくれたのは、農園代表の山本さん。
「10年前に最初の苗木を植えて、年ごとに徐々に拡大してここまで広くなりました。祖父からの土地をブドウ畑にするにあたり、最初は軽い気持ちで取り組みましたが、これが思ったより大変でした」
手間もさることながら、苗木から収穫までは3~4年かかるそうで、収入面でも大変だったそう。
それでも今は飲食店を中心に広く販売展開しており、一般でも一部は酒屋で購入できるとのこと。
「僕は赤ワインが大好きなんで、今日見たマスカットベリーAも赤ワイン用。これは飲みたくなるね~」>/span>とまだ熟しきれてないぶどうを見ながら、島ちゃんもワクワクです。
さらにワイナリーも近く竣工するとのことで、建設中の建物を見学。山本さんによると、製造加工するだけでなく、ここでの販売も始めるのだとか。
「絶対買いに来たい! 新しいワイナリー、完成が楽しみです」

深澤製茶園

お腹もいっぱいになり、最後に訪れたのは1949年創業の老舗「深澤製茶園」です。
自家茶園で栽培した茶葉を、店舗裏の工場で加工し販売しています。店内にはほうじ茶や粉茶をはじめ、地元定番の「八街茶」(1,080円)、「特上くき茶」(756円)などのほか、希少在来種の特上「やちまたかおり」(756円)などが並んでいます。
「いつもお茶は自分で淹れて、うちの毎朝のルーティンになっています」と島ちゃん。
店頭ではご主人の深澤さんが、どのお茶にすべきか迷ったときにレクチャーしてくれます。「お茶だけ楽しみたいとき、和菓子に添えたいとき、中華料理のような食事に合わせたいとき、または健康を考えたときなど、シーンによっておすすめのお茶があるので、お気軽にお尋ねください」
島ちゃんは店内にある茶器にも関心がある様子。
「僕も陶芸をするので、急須を自分で焼いたこともあります。でもプロが作るものはやっぱり触った感触から違うし、お茶を注ぐ角度も計算されているんだよね。お茶の世界は奥深い!」
夏の暑い散歩も本日はこれにて終了。深澤さんが試飲に出してくれた冷茶を頂きながら、いいクールダウンができました!

農園付き音楽スタジオ Why Nuts?(ワイナッツ)

続いては、農園付き音楽スタジオという、まさに島ちゃん向けのスポットへ!
こちらは「食と音」をコンセプトにした音楽スタジオで、自然に囲まれた中で音楽を生み出しながら作物を育てるという、まさに“LIVE体験”のできる場所です。
田園風景のなかに忽然と現れる瀟洒な建物で、中に入ると広々としたホールにグランドピアノがズラリと並び、各国の貴重な楽器もあります。
「バンド時代にはいろんなリゾートスタジオに行ったけど、ここの設備には度肝を抜かれたね~」と島ちゃん。「ここならドラムの音もきれいに録れそう!」と、4つの録音ブースをくまなく回っていました。
自然あふれる静かな環境なので、都会のスタジオではどうしても入ってしまうノイズも、ここなら問題ないのだとか。また通常はプロ向けのスタジオですが、月1回「オープンデイ」として、デモレコーディングや演奏会などのイベントを、一般開放して行っているそうです。
「こんな自然豊かな環境の中で、創作の素晴らしさを皆で共有できるなんて理想的だね」
またスタジオの外には様々な農作物が栽培されており、これらは周辺の方々と共有しながら、それぞれ好きな野菜などを育てているのだとか。
「地域の方とコミュニケーションの場をつくりながら、食と音のクリエイティブな活動で生み出されるものは、きっと他にないものになるだろうね」と、島ちゃんも感慨深げでした!

元祖 肉玉そば 越智

農園をめぐってそろそろランチタイム。続いては2020年7月にオープンした「元祖 肉玉そば 越智」へ!
メインメニューは、店名にもなっている「肉玉そば」(並盛・930円)です。
“日本一ご飯がすすむラーメン”がコンセプトである通り、そのアレンジは様々。ご飯にラーメンの肉玉を載せてミニ丼にしたり、スープにご飯を投入したラーメンおじやなど、工夫次第で美味しさ倍増で、そのアレンジ方法が店内にも案内されています。
「カロリー高いけど、残ったスープにご飯の投入ってやっちゃうんだよね~」と島ちゃん。
そうそう、これが一番ダシが効いてて美味しいんですよね!
「スープは鳥・豚・牛の三獣による当店ならではのもので、特に牛からは甘みが出て味わい深くなります。また麺は北海道産小麦の「春よ恋」のほかに、タピオカ粉を入れることでモチモチ感を出しています」と話すのは、店長の越智さん。
島ちゃんも一口食べて、「スープは濃い目なんだけど、しつこさがない。麺に味がしみ込んで美味しい!」と驚いています。
さらに店舗入口にある自動販売機で、肉玉そばのテイクアウトセットを買いこともできます。越智さんによると、この販売方法は千葉でここ以外ではまず見ないシステムだそう。コロナでお店に入りにくい方や、開店時間に来られない時でも、24時間販売なのでいつでも人気ラーメンを食べることができて、便利ですね!

取材を終えて・・・

八街といえばやっぱり落花生ですよね。あとは「八埃(やちぼこり)」のような、独特の気候とか…。僕も今回訪れるまでそんな印象だったんだけど、訪れてみると自然豊かな八街ならではの、この土地柄を生かした業種がたくさんあり、驚きの連続でした。建設中のぶどう園のワイナリーも完成したら絶対行きたいし、肉玉そばの味もクセになるな~。歩くほどに街中で発見があり、また来たくなるのが八街なんですね。

お散歩情報
  1. 山本ぶどう園(Vent Vin Vineyardヴァンヴァンヴィンヤード)
    Instagram:yamamoto_vineyard
  2. 深澤製茶園
    住所:八街市八街に63-6
    TEL : 043-444-0592
  3. 元祖 肉玉そば 越智
    住所:八街市八街ほ723-21
    TEL : 043-356-4566
  4. 農園付き音楽スタジオ Why Nuts?(ワイナッツ)
    住所:八街市山田台1193-63
    TEL : 043-308-8078

取材・文/喜多 雅明 撮影/織本 知之

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雑誌名:「月刊ぐるっと千葉」 

発行部数:50,000部

販売地域:千葉県全域及び、千葉県隣接エリアの書店、コンビニエンスストア、スーパー、駅売店、首都圏の主要書店など

発行日:毎月21日 ※21日が日曜・祝日の場合は前日の発売となります

発売価格:定価550円(税込)

発行社:有限会社ちばマガジン

詳しくはこちら:https://www.gurutto-chiba.co.jp/


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