何度歩いても新しい発見がある
ベイエフエム「The BAY☆LINE」の街角DJ（月曜・水曜17時台）として、お茶の間に千葉の魅力をお届けしている〝島ちゃん〟こと島村幸男が、情報誌「ぐるっと千葉」の新連載ページ「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」に登場。千葉の各地をめぐる旅人として、注目スポットを紹介します！
初回に訪れたのは、京成大久保駅から北へ約600mにおよぶ学園おおくぼ商店街（ゆうロード）。その名の通り、商店街の先には日大と東邦大があり、たくさんの学生たちの姿がみられます。
「たまたま今日（取材日）が水曜だから休業の店が多くて、シャッターが下りててもったいないな～。それにしても若者が好きなラーメン店やらタピオカ屋から、昭和の香り漂う理容店や老舗書店まで、新旧混在していて、いつ来ても発見があります」歩き始めると、どんな営業内容なのかわからない店名の店や、開いているかどうかギリギリの喫茶店、地元の方が集まる美味しそうなパン屋などなど、立ち寄り始めたらきりがなさそうなほど魅力的な店舗がたくさん。
大和屋書店
そうしたなかで最初に立ち寄ってみたのが、商店街中央部にある「大和屋書店」。こちらは創業約100年、戦前から大久保の街並みを見つめ続けている老舗書店で、親子代々経営を続けているそう。近年は1階に社交ダンススタジオも併設しているとのこと。
「店長さんはとてもキュートなお母さん。シャイでなかなか一緒に撮影してくれなかったのですが、帰り際に1枚一緒に取らせてくれました」
さらに途中には、商店街の狭間に佇む寺院「薬師寺」にも立ち寄り、賑やかな通りから一転した境内の静けさの中を散策。「こんなところもあったんだね」と、落ち着いた雰囲気をひと時楽しみました。隣接するように「市角氷室」があり、興味津々の島ちゃんでしたが、こちらは不在だったようで立ち寄れず、残念！
麺家 西陣
さらに長く続く商店街を歩くと、ウッディな店構えの「麺家 西陣」がありました。こちらはダム好き店主による、こだわり中華そばとダムカレーラーメンが食べられることで知られています。2年前に島ちゃんも取材した店で、店内にいた店長と久しぶりの再会。
「この、店舗奥にある壁一面のダム写真やダムカードの数々は圧巻ですよね～」
島ちゃんも最近松田川のダムキャンプに行ったそうで、店長とのダム話に花を咲かせていました。
宍倉豆富店
そんな島ちゃんが最終目的地にしていたのが、商店街の最深部にある「宍倉豆富店」。期間限定の小糸在来をはじめ、国産大豆にこだわった創業65年以上の老舗豆腐店です。お馴染みの、きぬ、もめん豆腐のような伝統の味を守りつつも、ごまやバジル、ゆずの豆腐など多彩で多種の手造り豆腐に挑戦し続けています。さらにジェラートアイスや豆乳おからドーナツは、近隣の学生にも大人気。「じつは以前、豆腐作りに挑戦したんだけど、うまくいかなかったんだよね」と島ちゃん。にがりの扱いや温度など、取材以上に店主に質問攻めでした！
取材を終えて・・・
京成大久保の商店街は何度か収録や取材で来ているので、やっぱり馴染み深いですね。それにしても、いつ来ても人通りがすごい！ 大学があるから、もちろん学生が中心だけど、買い物をする主婦の方々をはじめ、行き交う人は老若男女さまざま。店舗の入れ替わりも多くて、来るたびに発見があります。今回は紹介しきれなかったお店もまだまだあるので、ぜひ来てみてくだいね～
お散歩情報
- 大和屋書店
住所：千葉県習志野市大久保3丁目11-19
TEL : 047-472-0552 - 麺家 西陣
住所：千葉県習志野市大久保3-13-4 大久保ビル1F
TEL : 070-5583-2734 - 和庵 宍倉豆富
住所：千葉県習志野市大久保3-13-12
TEL : 047-472-0135
取材・文/喜多 雅明 撮影/織本 知之
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