袖ケ浦に恩返しの意味も込めて散歩
ベイエフエムDJの〝島ちゃん〟こと島村幸男さんが県内各地を訪ねるこのコーナー。ついに島ちゃんのホームグラウンドである袖ケ浦にやってきました!
「神奈川から移住して最初は右も左もわからなかったけど、今じゃおすすめスポットだらけ! どこを紹介しようか逆に迷っちゃうな」
まずは島ちゃんの知人が最近オープンしたショッピングモールへ行き、地元の新鮮野菜をチェック。そしてランチは竹岡式ラーメンを独自開発した人気の一品を頂きました。続いて島ちゃんもオープンの手伝いを行ったという、SDGsや地元の地域活性をテーマにした多目的ショップへ。最後に予約必至の古民家和食カフェで、最高のひとときを過ごしました~
tassoの森
まず訪れたのは、今年6月にオープンしたばかりのショッピングモール。地元で採れた新鮮野菜を中心に、加工品や卵、パン、お菓子や花卉の販売などを行っています。
「野菜は旬のものが揃っているし、スイーツなども牛乳ようかんとか房州贅沢プリンもあって品揃え充実してる! 買い物が楽しくなるね」と島ちゃん。
また併設されたフードコートではラーメン、和食、ピザなどを扱うショップが並んでおり、家族連れの姿も多く見受けられます。
「小規模ながらすべてが揃っている施設。実はここのオーナーは僕が12年前に袖ケ浦に来て以来お世話になっていて、様々なキャリアを持つパワフルな方。ここのオープンもその勢いを感じるな~」
働くスタッフもここで地元の農家を応援したいという元気な人たちばかり。今後はイベントなんかも考えているようですよ!
「島村ファームの野菜も置かせてもらう予定なので、みなさんチェックしに来てくださいね!」
ラーメン定度(じょうど)
ランチタイムには、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」も常連客だというラーメン店へ! 東京ドイツ村にも隣接する好立地で、週末などは行列になるほどの人気店です。
「こちらは僕も行きつけのお店です。お店の雰囲気も昔ながらの中華屋の感じがあってどこか懐かしい。何より店主ご夫婦のお人柄が素晴らしいんです」
早速島ちゃん、いつものチャーシューメン(910円)をオーダー。大きな器に溢れんばかりのスープ、そこへ特大のチャーシューが乗っています。
「相変わらずの迫力。こんなに大きいのにチャーシューは食べるそばからホロホロと、とろけていく感じ。それに麺を絡めながら食べると止まらない!」
こちらは千葉では代表的な竹岡式ラーメンをベースにし、そこから店主が独自に開発したスープと柔らかな特大チャーシューが人気です。「チャーシューは5~6時間煮込んでおり、その煮汁はスープにも使っているんですよ」と話すのは店主の鈴木信夫さん。
鈴木さんは元農協の職員で、定年後に一念発起してこちらをオープンさせたそう。
「一時は病気療養されたこともあるそうで、それを乗り越えて今も人気店を続けている。そのエネルギーは感服します」
そんなパワフルな鈴木さんのつくった一杯でお腹も満足、元気もいただきました!
ひらおかサステラス
次に訪れたのは薬屋を居抜きした店舗のようですが、どういったお店なのでしょうか?
迎えてくださったのは、代表の長嶌美紀さん。「ここでは人口減少が課題の平岡地区を活性化するため、地域の住民が集い、学び、つながる場を提供しています」とのこと。
キャッチコピーに「サステナブルなアイデアとアイテムの集まる場」を掲げ、SDGsや地域活性化に共感した方が集まって、商品の販売やイベント、スクールなどを行っているそうです。島ちゃんとは、長嶌さんが「しまむらファーム&ガーデン」にボランティアとして来たときに知り合ったそうですよ。
店内に並ぶ大きな瓶にはココアや白ゴマ、ドライフルーツなどの様々な食材が。「これらの食品も欲しい分だけ図り売りになっていて、無駄がないね」と島ちゃん。容器は持参するスタイルですが、持ってない方にはデポジットの瓶も用意されているので安心です。
さらに竹で作ったトイレットペーパーや天然成分100%の虫よけスプレーなど、エコに関する商品もズラリ。品質もよく、しかもお洒落なものばかりです!
ほかにも月1回で映画上映会が開催され、長嶌さんの教える大人の英語教室や、ヨガ教室が行われるスタジオも併設されています。
「地元の方がふらりと立ち寄って寛げるスペースも用意しました。みなさんが気軽に集まれる場所になるよう、まだまだ店内リフォーム中です(笑)」と長嶌さん。
「リフォームまだ完了していないんだけど、奥の天井とか資材の調達とか、その辺は僕もお手伝いさせて頂きました」と島ちゃん。
3月にオープンしたばかりですが、徐々にお店づくりも完成に向かっているようです。今後の展開がすごく気になりますね~
旅人カフェ ぐりーちね
最後はやっぱり、散歩の疲れを癒すカフェへ!
こちらは古民家を改装しており、畳の座敷に4組、他テーブル席とテラス席があり、広いスペースにゆったりと寛げるような工夫が施されています。
「コンセプトは“空間の提供”としていて、お客様には時間の許す限りゆったりと過ごしていただく店づくりを心掛けています」と話すのは、店主の伊藤秀俊さん。
「確かにこれだけ広い座敷に4組だけなんて贅沢な空間だよね。また置いてあるオブジェもすごいお洒落で、お客さんにいかに心地よくなってもらうか、その心遣いを感じる」と島ちゃん。
島ちゃんはランチメニュー(1080円)とコーヒー(480円)をオーダー。ランチは和食のワンプレートになっており、メインメニューは3コースからチョイス。見た目も美しい料理で、こちらは8~9割が女性客だとか。
「ランチは1日限定25食なので、来店時はご予約されることをお勧めします」と伊藤さん。完売になってしまうそうなので、こちらに来る際はお早めにご連絡を!
食後はテラス席でまったりとコーヒーを頂いた島ちゃん。
「秋が近づくにつれて、屋外テラスでの一杯も気持ちよくなってくるね」
なじみのお店や新たに知ったお店を巡り、改めて地元袖ケ浦の魅力を堪能した島ちゃんでした!
取材を終えて・・・
千葉に移住して12年。何の土地勘もなかった僕ら家族に温かくしてくれた袖ケ浦の方々には本当に感謝しています。それでも最初は苦労の連続で、10年以上経って最近ようやく皆さんと助け合って生活できるようになれたのかな…と感じています。今回伺ったのは全員この辺りの出身で、これからの活躍が期待できる方ばかり。僕らが育てていただいたぶん、今度は彼らを支えていきたい。袖ケ浦に恩返しの意味も込めての散歩でした。
お散歩情報
- tassoの森
住所:袖ケ浦市上泉1197
TEL:0438-73-0887
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎月第3水曜日 - ラーメン定度(じょうど)
住所:袖ケ浦市上泉1345
TEL:0438-75-2093
営業時間:11:00~15:00
定休日:水、火曜日 - ひらおかサステラス
住所:袖ケ浦市上泉630-2
営業時間:9:30~17:00
定休日:月、木、金曜日 - 旅人カフェ ぐりーちね
住所:袖ケ浦市下根岸285-2
TEL:0438-97-5681
営業時間:11:00~17:00
定休日:木、金曜日
取材・文/喜多 雅明 撮影/海宝 智毅
「千葉県が大好きです!」千葉県生粋のイベント情報誌。千葉・房総の旬な情報が満載です。
「地元・千葉県のことをもっと知りたい! 体験したい!」。そんな声に答える一冊、それが「ぐるっと千葉」です。千葉県唯一のイベント情報誌として、エリア別とジャンル別でさまざまなお出かけ情報を掲載しています。さらに千葉を知り尽くしたライター陣による連載や、お花見・花火・温泉などの季節定番をはじめ、旬の情報を掘り尽くす観光特集からグルメ特集まで、地元の魅力をあますところなくお届けしています。
雑誌名:「月刊ぐるっと千葉」
発行部数:50,000部
販売地域:千葉県全域及び、千葉県隣接エリアの書店、コンビニエンスストア、スーパー、駅売店、首都圏の主要書店など
発行日:毎月21日 ※21日が日曜・祝日の場合は前日の発売となります
発売価格:定価550円(税込)
発行社:有限会社ちばマガジン
詳しくはこちら:https://www.gurutto-chiba.co.jp/