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BAYFM×ぐるっと千葉連動記事「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」No5久留里編

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久留里に来たら、まずはお城へ

毎回、県内各地の街散歩をしている「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」。ベイエフエムDJの〝島ちゃん〟こと島村幸男さんが、今回は君津市・久留里の街をご案内します!
「久留里は千葉県でも高低差がある方で、緑も深い山間部ですよね。僕のファームからさほど離れてないけれど、ガラリと雰囲気が変わるね〜」と島ちゃん。千葉に住みはじめた当初の仲間も多く住んでいるとのことで、なんだかワクワクしているようです。
本コーナー初の体験企画となる、久留里の伝統工芸品である「雨城楊枝」作り挑戦に加え、伺ったお店は、おしゃれなカフェから昭和レトロの中華屋さん、100年続く老舗酒造まで千差万別。久留里を支える人の温もりに触れる散歩となりました!

森林体験交流センター

久留里城へと続く山道入口のところにあるのが「森林体験交流センター」。こちらでは地元のさまざまなイベントやワークショップ、サークル活動を開催しています。この日は久留里の伝統工芸品である「雨城楊枝」作りに挑戦!
 その独特の楊枝作りは、今や伝承者である森光慶さんのみとなっていますが、その森さんに「雨城楊枝伝承者」として認められた講師の方による、貴重な技術指導を受けることができます。
 材料は高級楊枝に使われるクロモジという木。早速島ちゃんも講師の平田さんに教わりながら、クロモジにナイフを入れていきます。「結構スッと刃が入るんで、最初は力が入りすぎてザクっと切れすぎちゃいました。真っ直ぐ綺麗に削いでいくのが難しいですね」。平田さんのお手本を見ると、手先だけではなく体を使って切る感覚のようです。
「「ファームでは竹細工を作っていたから少し自信があったんだけど、全然違う」と、ちょっと悔しそうな島ちゃん。でもその後続けていくうちにだんだん手慣れてきて、2種類の楊枝を仕上げました!
「「これは難しいけどハマる。本格的にやってみたいから弟子入りしようかな!?」

喜楽飯店

駅前の好立地…と思いきや、看板はあるもののお店は見えません。脇にある通路に入り、ずっと奥まで進んでいくと、ありました! 隠れ家レストランでも発見したようで、なんだか得した気分です。  そんな場所にありながらも、こちらは行列必至のTVにも紹介される超人気店。店内は昭和にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気があります。メニューの数は定食をはじめ、ラーメンや焼きそばなどの麺類、チャーハンや丼ものなどのご飯類、他にスープ類なども合わせると80種類以上! 「食べたいものがたくさんあって悩んだけど、僕は中華屋さんに来たときにはまず固焼きそばを頼んでいます」ということで、「五目あげ焼きそば」(750円)「玉子スープ」(350円)をオーダー。  そしてこちらの魅力はなんといっても、明るく楽しそうに働くお店の方々の姿です。昭和51年からご家族で経営されているそうで、「特にご夫婦のキャラクターは魅力的で、お二人に会えただけでも嬉しくなっちゃうね」と島ちゃん。人気店となって忙しいはずなのに、笑顔で気さくに対応していただきました。

cafe旅ヲスル木

こちらはオーナー夫婦が経営しており、バックパッカーとして国内外を旅してきたご主人のダオさんが、約9年前にオープンしたお店です。
「ジャズが流れて、オシャレで雰囲気いいカフェだよね。でも田舎町におしゃれな店というのは他にもよくあるんだけど、こちらは近所の方々がよく立ち寄っていて、日常にさりげなく溶け込んでいる感じがあるのがいいですね」
 ダオさんは兵庫出身だそうですが、千葉で出会った友人仲間と仲良くなってそのまま住み、開店に至ったとのこと。「他の地域から来て、仲間のネットワークなど人とのつながりで段々と土地に愛着が出てそのまま住み着いちゃうっていうのは、僕も同じなので共感できます」と島ちゃん。
 オーダーしたのは「自家製のエルダーフラワーのソーダ」(500円)「豆乳ガトーショコラ」(450円)。その他メニューにはパスタやご飯ものがありますが、いずれも久留里の水や地元の農作物を積極的に使っており、地産地消にこだわっています。さらにオーナー夫人の作る天然酵母のパンを使ったサンドやプレートメニューも人気で、パンは限定で店頭販売も。売り切れ必至ですよ〜

須藤本家

最後に訪れた須藤本家は創業明治18年。日本酒と焼酎を100年にわたって造る老舗酒造です。代表銘柄の「天乃原」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、多くの方に愛飲されています。
「こちらも前から来たかったんですよね〜」と島ちゃん。早速晩酌のイメージトレーニングをしているみたいです(笑)
須藤本家では日本酒や焼酎で高い実績を上げながら、さらに6年前からウイスキーの蒸留計画を立て、3年前に免許を取得。そこで千葉では初めての地ウイスキーである「房州ウイスキー」(700ml、2200円)が誕生しました。甘く華やかな香りと滑らかな口当たりが絶妙ながら、価格は手頃とあって瞬く間に人気になっています。
同社の須藤社長も、「おかげさまで県内ではほとんどの主なホテルなどに置いていただき、全国からたくさんの受注をいただいています」と話していました。
前回の「ちば散歩」でも伺った「THE COFFEE Kisarazu(ザ コーヒー木更津)」でも、房州ウイスキーに漬けた豆を使ったコーヒーを提供しており、島ちゃんにとっても馴染みがあります。
「最近家では手頃な価格の焼酎が多かったんだけど、これからは少し高めの日本酒も飲んでみたくなったね」と、島ちゃんもお土産のお酒選びに余念がありませんでした〜!

取材を終えて・・・

久留里は千葉に引っ越してきてまもない頃に、仲間とよく集まった場所。そこで出会った人達がいたからこそ、今まで頑張ってこれたと思う。この地域は2019年の台風で甚大な被害を受け、今もビニールシートの被ったままの家屋や、倒木がそのままになっている場所もあります。そんな中でも、今日も出会った皆さんが本当に強く明るくて…また久留里に元気をいただいちゃいました!

お散歩情報
  1. 森林体験交流センター
    住所:君津市久留里市場1018
    TEL : 0439-27-2422
  2. 喜楽飯店
    住所:君津市久留里市場170
    TEL : 0439-27-3791
  3. cafe旅ヲスル木
    住所:君津市久留里市場585
    TEL : 090-6341-1974
  4. 須藤本家
    住所:君津市⻘柳16-10
    TEL : 0439-27-2024

取材・文/喜多 雅明 撮影/織本 知之

「千葉県が大好きです!」千葉県生粋のイベント情報誌。千葉・房総の旬な情報が満載です。

「地元・千葉県のことをもっと知りたい! 体験したい!」。そんな声に答える一冊、それが「ぐるっと千葉」です。千葉県唯一のイベント情報誌として、エリア別とジャンル別でさまざまなお出かけ情報を掲載しています。さらに千葉を知り尽くしたライター陣による連載や、お花見・花火・温泉などの季節定番をはじめ、旬の情報を掘り尽くす観光特集からグルメ特集まで、地元の魅力をあますところなくお届けしています。

雑誌名:「月刊ぐるっと千葉」 

発行部数:50,000部

販売地域:千葉県全域及び、千葉県隣接エリアの書店、コンビニエンスストア、スーパー、駅売店、首都圏の主要書店など

発行日:毎月21日 ※21日が日曜・祝日の場合は前日の発売となります

発売価格:定価550円(税込)

発行社:有限会社ちばマガジン

詳しくはこちら:https://www.gurutto-chiba.co.jp/


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